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2010年10月 アーカイブ

いろんな歴史 その4

五五年以来、土地と住宅の値段は毎年平均一九%も昇り続けている。

これが実質所得の増加をはるかに上回ることはいうまでもありません。

三井銀行は七四年、住宅に関する広範囲な報告書を発表したが、これが問題をよく伝えている。

五五年から七二年にかけ、日本の大都市内および付近の地価はなんと約二五五七%も上がっています。

これは都市の勤労者の可処分所得の伸びの六倍に当る。

別の表現をすると、六三年から七二年にかけ、東京の人間にとって家を買うことは二倍以上むずかしくなったことである(賃貸アパートや「マンション」にも妥当な家賃で入居するのは同じようにむずかしい)。

これには建築費がべらぼうに高くなったこともあります。

いろんな歴史 その5

一九七一年に坪二十万円だった建築費が七五年には六十万円以上にはねあがった。

大阪とか、都市部の拡大がまだ管理できる札幌のような都市における問題ま、まだそれほどでもない。

しかし手に入っても、家は小さく、窮屈で、一般に不満足なものであり、とくに高まる欲望と期待のインフレ的な消費欲にとりつかれた人間にとってはそうです。

どの大都市でも、一戸の住宅の値段は一千万円を越す。

これは給料のよい東京の勤労者にとっても年収の五倍です。

東京地域で大きな不動産会社が提供する住宅の平均価格は二千万円。

これが東京まで通勤に一時間半もかかる場所の三部屋とキッチン兼小食堂の家の値段です。

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